米国FTCがFTC法5条でインテルを提訴したようです。日本独占禁止法の私的独占で規制されたインテル事件が端緒となる形となったインテル関係の訴訟ですが、米国、欧州での判断が今後注目されます。
米FTC、インテルを提訴 MPU販売「独占的地位を乱用」 Nikkei Net (12/17)米FTC、インテルを提訴 MPU販売「独占的地位を乱用」 【シリコンバレー=田中暁人】米連邦取引委員会(FTC)は16日、半導体最大手の米インテルがパソコンの頭脳として使われるMPU(超小型演算処理装置)販売で独占的な地位を違法に利用して市場競争を阻害したとし、同社を提訴したと発表した。インテルに対しては、欧州連合(EU)の欧州委員会が独占禁止法違反と認定したほか、ニューヨーク州の司法当局も提訴している。おひざ元の米当局が提訴に踏み切ったことで、欧州での訴訟などに影響が出る可能性もある。
FTCは、デルやヒューレット・パッカード(HP)、IBMなどのコンピューター大手にインテルが圧力をかけるなどして、競合するMPU製品を購入しないよう違法に働きかけたと指摘。MPUに加え、画像処理半導体でも市場独占の問題があると言及した。インテルの行為が不公正競争について定めたFTC法第5条に違反していると指摘。消費者の不利益につながるほか、技術革新を抑制しているとし、違法行為の是正を求めた。 (09:50)
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